本革ソファと一言で言っても、安いものと高いものがあります。
価格は品質で価格が大きく変わってきます。
本革ソファの価格の違いは、一枚の皮をどのように使い切るかで変わります。
背部・尻部の皮は密度が高く、腹部・脇部は密度が荒く強度も弱くなっています。
裁断方法でも強度などに違いが出てきており、ナチュラルマーキングを避けて裁断するため、丸皮をどのようにどこまで使い切るかで品質も大きく違います。
本革でも安くなる理由としては、皮の表面の傷を削って四方に薄く伸ばし、その上から型押しをして塗料で仕上げているためです。
中には床革を使っているものもあります。
本革とは革の砕氷部である銀面付の革のことを指しますが、床革は革の2層目の部分ことを指します。
床革は、繊維が荒く薄いため耐久性に欠けています。
表面を厚く塗装したりポリウレタンなどの樹脂を貼ってソファにしているということもあります。
商品によっては部分ごとに銀面と床革を使い分けているというケースもあるため、どのような素材の使われ方をしているのかをチェックした上で購入することが大切です。
使われる素材はほとんどが牛革ですが、年齢や風合いなどによっても値段や品質が違ってきます。